ISOBUS普及推進会について

設立の趣旨

 北海道では規模拡大と人手不足が進む中、国際規格であるISOBUSを搭載した海外製大型トラクターと作業機を導入する傾向が強まっており、近い将来ISOBUS規格に対応していない国産作業機の需要が大きく減少することが危惧される状況になっています。  そのため、今後求められるスマート農業やIoT技術を見据え、ISOBUS対応の作業機および電子制御ユニット(ECU)の開発を実践的に支援・推進することを目的とする「ISOBUS普及推進会」を設立いたしました。
 日本の農業に最適化されている国産作業機がISOBUSに対応することで、農業生産者の作業効率化・省力化に寄与することが期待されます。

経緯

2024年08月09日 「ISOBUS普及推進会」2024年度 定期総会
以下の内容が承認
(1)ISOBUS 対応 作業機およびスマート農機等の開発支援と関連サービス
(2)(1)に関する情報提供等

2023年08月09日 「ISOBUS普及推進会」2023年度 定期総会
以下の内容が承認
(1)ISOBUS 対応 作業機およびスマート農機等の開発支援と関連サービス
(2)(1)に関する情報提供等
(3)国、支援機関、後援団体等への周知活動

2022年08月04日 「ISOBUS普及推進会」2022年度 定期総会
以下の内容が承認
(1)ISOBUS 対応 作業機およびスマート農機等の開発支援と関連サービス
(2)開発者・経営者向け情報提供等
(3)国、支援機関、後援団体等への周知活動

2021年09月06日 「ISOBUS普及推進会」2021年度 定期総会
新型コロナウィルス感染拡大防止のため書面開催
以下の内容が承認
(1)ISOBUS 対応 作業機およびスマート農機等の開発支援と関連サービス
(2)開発者・経営者向け情報提供等
(3)国、支援機関、後援団体等への周知活動

2020年08月07日 「ISOBUS普及推進会」2020年度 定期総会
新型コロナウィルス感染拡大防止のため書面開催
 規約の一部改正

2019年08月07日 「ISOBUS普及推進会」2019年度 定期総会
以下の内容が承認
(1) ISOBUS開発実証の実施計画(技術者の育成、ECU・作業機の開発)
(2) 非会員のISOBUSセミナーを有償で受講
(3) 新たな会員区分の追加(プレミアム会員/正会員/賛助会員)

2018年08月09日「 ISOBUS普及推進会」 設立総会
・ 作業機メーカ(会員)を中心に本会を設立
  目的はISOBUS対応の作業機開発の実践的な普及推進

2018年07月17日 「ISOBUS普及推進会 」設立記者発表
・「国際農業機械展in帯広」にて記者発表を実施
    目的は本会の設立趣意説明と周知

活動実績

2021年8月3~5日 第5回ISOBUS技術研修会

タスクコントローラ概説、DDI・DDOP作成実習(8月3日)
講師:株式会社M2Mクラフト 代表取締役 和田 学

タスクデータ解説、演習(8月4日)
講師:株式会社M2Mクラフト 
代表取締役 和田 学
   株式会社M2Mクラフト       西村 裕司

TCクライアントライブラリ解説、サンプルアプリ実習(8月5日)
講師:株式会社M2Mクラフト 
望月 裕斗

2020年9月14~16日 第4回ISOBUS技術研修会

ISO-Designerの使い方(9月14日)
講師:ISOBUS普及推進会事務局 アルディ イスマイル
             ISOBUS普及推進会事務局 松原 慎吾

M2Mクラフト製ISOBUSプロトコルスタックの説明と実装実習(9月15日)
講師:株式会社M2Mクラフト 代表取締役 和田 学

UTとWSの協調動作でできること(9月16日)
講師:株式会社M2Mクラフト 望月 裕斗

2020年6月23~26日、7月16、17日 第3回ISOBUS技術研修会

MCUXpressoを開発した組み込みソフトウェア開発/農業情報設計者のISOBUSプロトコルスタックとUTクライアントの実装実習(6月23、24日)
講師:株式会社 農業情報設計社 代表取締役 濱田 安之

vt-designerによるユニバーサルターミナルのマスクデザイン(6月25、26日)
講師:農研機構 知的財産部 国際標準化推進室 室長 元林 浩太

vt-designerによるユニバーサルターミナルのマスクデザイン(7月16、17日)
講師:農研機構 農業技術革新工業研究センター
自律移動体ユニット ユニット長 西脇 健太郎

2020年1月23~24日 第2回ISOBUS技術研修会

ISOBUS対応機器開発技術者の育成と国産作業機のISOBUS対応推進を⽬的とした研修会を開催。
・ISO11783の仕様(23日)
・ISOBUS FUNCTIONALITYについて(23日)
・メッセージ解析実習(ISO11783)(24日)
 講師:株式会社M2Mクラフト 代表取締役 和田 学

2019年11月28日 第1回ISOBUS技術研修会

ISOBUS開発実証事業にご参加いただいている会員様対象の技術研修会を開催。

・CANopenの仕様
・J1939の仕様
・メッセージ解析実習(CANopen/J1939)
 講師:株式会社M2Mクラフト 代表取締役 和田 学

2019年08月07日 ISOBUS普及推進会 2019年度 ISOBUSセミナー

ISOBUSに関する以下の講演を行った。

「農業ロボット開発の現状と今後の展望について」
  北海道大学大学院 野口 伸 教授 
「農情報支援システム”TAFシステム”の概要とISOBUS対応計画について」
  十勝農業協同組合連合会 前塚 研二 氏 
「ISOBUSを利用したロボットトラクタの無人プラウ耕への挑戦」
  帯広畜産大学 藤本 与 氏 

2019年07月23日 第2回ワークショップ「ISOBUSテストツールの使い方」

技術者育成を目的とした以下のワークショップを開催した。

「ISOBUSテストツールの使い方」 ISOBUS普及推進会 事務局 松原 慎吾 

 

2019年05月14日 ISOBUS認証テストセンターの国内設置要請活動

農研機構 革新工学センターに国内のISOBUS認証機関を設置する事を農林水産省に要請。

 2019年01月17日 第1回ワークショップ「ISOBUSの通信内容を測る」

技術者育成を目的とした以下のワークショップを開催した。

「CANoeの基本的な使い方&ISOBUS通信ログの取得方法」
   ISOBUS普及推進会 事務局  松原 慎吾
 
「ISOBUS関連ソフトウェアの紹介」
  ㈱ヴィッツ 和田 学 氏

 2018年09月27日 ISOBUS普及推進会 キックオフセミナー

 ISOBUSに関する以下の講演を行った。

 ・「ISOBUSの基礎知識 ―農作業機械のための制御通信の国際標準」 
  農研機構 革新工学センター 元林 浩太 氏
 ・「ISOBUSの応用事例 ―市販機器を使用したデモと解説-」
  農研機構 革新工学センター 西脇 健太郎 氏
 ・「ISOBUS普及推進会が提供する技術サービスについて」
 ISOBUS普及推進会 事務局 田村 知久

会則

当会の会則は下記PDFファイルにてご覧いただけます。

ISOBUS普及推進会規約細則

役員/アドバイザー/支援団体/後援団体

役員
会長 公益財団法人 とかち財団 長澤 秀行 理事長
最高顧問 北海道大学大学院 野口 伸 教授
幹事 十勝農業機械協議会 山田 政功 会長
アドバイザー
北海道大学大学院 野口 伸 教授
帯広畜産大学 佐藤 禎稔 教授
農業・食品産業技術総合研究機構 本部
知的財産部国際標準化推進室 元林 浩太 室長
農業・食品産業技術総合研究機構 北海道農業研究センター
大規模畑作研究領域 村上 則幸 領域長
農業・食品産業技術総合研究機構 農業技術革新工学研究センター
次世代コア技術研究領域 自律移動体ユニット 西脇 健太郎 ユニット長
北海道立総合研究機構 工業試験場
情報システム部 電子・機械システムG 堤 大祐 主査
株式会社 農業情報設計社 濱田 安之 代表取締役 CEO 
支援機関
北海道大学大学院農学研究院
帯広畜産大学
農業・食品産業技術総合研究機構 農業技術革新工学研究センター
(農研機構 革新工学センター)
農業・食品産業技術総合研究機構 北海道農業研究センター
(農研機構 北海道農業研究センター)
北海道立総合研究機構 工業試験場(道総研 工業試験場)
公益財団法人 とかち財団
後援団体
北海道・北海道経済連合会・帯広市・一般社団法人 北海道農業機械工業会
公益財団法人 北海道科学技術総合支援センター(ノーステック財団)
十勝農業機械協議会

AEF会員様所在地

世界各地のAEF(Agricultural Industry Electronics Foundation)会員様の所在地です。